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Eccentric !   過去ログ

 私が変なのか?…それとも世界が変なのか!?
 というわけで『断固、自分に一票!』な日々…。
 2002年12月〜2003年12月の過去ログ



2002.12/21
名前

欧米に媚諂う日本人の姿って、実に情けない。

ジュンイチロー・コイズミ。誰、それ?

たとえばこういうこと。
ジョンイル・キムって言う?言わないよな。
金正日はキム・ジョンイルだ。アメリカでもそう呼ぶ。中国や、韓国・朝鮮、そのほか苗字が先で名前が後にくる国々の人名は、欧米でもそのように呼ばれている。だって、固有名詞だもん。その国の習慣では、昔からそうなんだもん。
にもかかわらず、日本人は…。

こういうところが実は、国際感覚のないところなんじゃないか?
グローバルスタンダードと言ったって、この国で言うのはアメリカンスタンダードのことだし。
太平洋の向こうばかり見ていると、そのうち大変なことになるんじゃないか?

実にこっ恥ずかしい話である。

2003.2/3
喫茶店

昔は喫茶店つうのが巷に溢れかえっていたように思う。
コ●ラドとかドト●ルとかが出来る以前で、もちろんスターバッ●スなんて影も形もないころね。

喫茶店メニューつうのがあって、
登校途中に立ち寄って(授業が遅めに始まる日とか自主休講とかね^^;)モーニングセット。
トースト、珈琲、ゆで卵、申し訳程度の野菜サラダ。店によって多少のバラエティはあったけど、基本はこれでした。
ワシ的には喫茶店メニューの王道といえばナポリタン!
パスタなんて言葉使わなかった当時、イタリアにはナポリタンつうスパゲティは無いという事実など当然知らないわけで。ミートソースとナポリタンがスパゲティの全てだと思ってたさ(笑)
今でも時々、ハムと玉葱とピーマンの入ったケチャップ味のチープなスパゲッティ・ナポリタンを猛烈に食べたくなったりしますな。
自分で作っちゃうけど。
喫茶店のナポリタンを再現するには凝っちゃダメなわけね。塩コショウとケチャップ!
ケチャップ多めね、当然。間違っても麺はアルデンテにしないように。一歩間違えればソフト麺かい!つうくらいしっかり茹でたうえで炒めましょ。

次回はピザトースト編!(嘘)

2003.4/1
エイプよリフール

戦争を支持する面々は、サルより阿呆だな。いやいや、そんなことを言ってはサルに失礼かもしれない。

今回のイラク攻撃がアメリカの正義を押し付けるための戦争であることは、右も左も認めるところだ。論を分かつのは『アメリカの正義』の是非と、その為の『武力行使』が正当か否かだろう。
 
●アメリカ流の自由と民主主義
『自由と民主主義』が世界中に広まれば、独裁やテロの恐怖が無くなり、世界に真の平和が訪れる。これがアメリカの主張だ。
…そりゃそうかもな。
でもチョット待て。この言葉を額面通り受け取っていいのか?アメリカの標榜する『自由と民主主義』の中身をよ〜く考えてみれ。
それがどんな自由で、そしてどんな民主主義なのか…。


●正義のための戦争
テロを支援するような悪い国への攻撃は、国際社会が反対しようと許される。独裁国家を崩壊させ、そこに住む無辜の一般市民を解放するための『正義のための武力行使』だから。
しかも一般市民の犠牲はハイテク兵器の使用によって最小限に抑えられる。まぁ、誤爆は、戦争という、事の性格上やむを得ない。
これがアメリカの主張。
…そうなのか?

どんな理由があろうと、戦争とは殺戮のことだ。
戦争だったら、人を殺してもいいの?
最小限なら犠牲が出てもいいの?
誤爆しても間違えましたごめんなさいでいいの?

そもそも『正義』とは何だろう?

2003.4/2
エイプよリフール 2

1.アメリカは同盟国だから、支持するのが当たり前。
2.アメリカのおかげで日本はここまで来れたんだから…。
3.日米安保でアメリカに守ってもらうんだから…。

そうだろうか?

1.同盟関係は対等なパートナーシップ。同盟が世界でどんな立場になるかという行方を左右す  る重大局面で、パートナーに意見できないのはおかしい。

 アラブ世界の団結が持つ潜在的な力を無視して今後の世界を生き抜くことはできない。10年 後、世界人口の三分の一がイスラム教徒になると予測されている今日、これを武力によって  従えようとする行為は、将来どんな災厄をもたらすことになるだろうか?

 日本は今日まで、アラブ諸国と独自の友好関係を築いてきた。アメリカ一国の利益を守るため にこれを支持するよりも、むしろ同盟の行く末を考慮する故にこそ、アメリカの武力行使を諌め るべきではなかったのか?


2.アメリカは日本のお兄さんみたいなもの、とか言ってるアホもいる。アメリカがそんなに大事な ら、なおのことアメリカのために意見すべきだったのではないか?

 兄さんが泥棒しようとしていたら、兄さんが殺人を犯そうとしていたら、これを止めるのが弟の  務め。たとえ一時期、兄さんの不興をかったとしてもだ。

2003.4/3
エイプよリフール 3

3.アメリカは本当に日本を守ってくれるのか?
 
 アメリカは他国民、他民族の誇りというものに無頓着すぎる。それは自らを軍事、経済、科学  などあらゆる分野においてナンバーワンと自負しているからだ。

  ホメイニやフセインや金正日が、どんなに悪者であろうと、戦争によって家を焼かれ、肉親を殺 されたものは、それを侵略と感じ、恨みを忘れることがない。メ ディア操作の結果どう報じられ  ようと、すべての一般市民が米軍の侵略を解放と感じているわけではないのだ。これが次の  テロの再生産を促すのは非を見るより 明らかだろう。テロの標的リストに、アメリカ支持国とし  て名を連ねることが安全保障といえるのか?

 フセインは最後まで国際世論に訴えかけようとあがいたが、結局のところ生物化学兵器も使  わなかった。本当に持っていたのかどうか?という問題もあるが…。それでは、方法論も気質 もフセインとは全く異なる金正日はどうだろうか?

  熾烈な権力闘争と実際の戦闘によって権力を手にしたフセインとは異なり、金正日は2世なの だ。国際社会での駆け引きの稚拙さを見るがいい。アラブの連帯の ような見えない絆も持たず に全く国際社会から孤立した共和国は、中国の出方次第では自暴自棄に走る可能性が高い だろう。国民の教育のされ方も異なる。将軍 様は父であり神なのだ。将軍様と共和国人民の 関係は、昔の日本の天皇制を思い浮かべればいいだろう。

 悪の枢軸と名指しされ、イラク国民の自発的な革命ではなく、アメリカの侵略によって引き起こ されたフセイン政権の終焉を逐一見ていた金正日が、米韓日に包囲されて最後っ屁のように 核ミサイルを発射したとしたら?

 韓国や日本は甚大な被害を被るに違いない。アメリカは「遺憾」の意を表明し、これを格好の  口実として共和国に全面戦争をしかけるだろう。北のミサイルはアメリカには届かないのだ。  韓国や日本はただ、アメリカの正義の『正しさ』を証明するための捨石にされる。

  極東の地政学的なうまみは、ソビエトの崩壊で半減しているのだ。共産主義がすでに脅威で はない現在、中国はマーケットとしてのみアメリカにとって重要であ り、これを経済面で懐柔し てしまった今、日本も韓国も、すでに太平洋地域を共産主義化から守るための重要拠点とい  看板を背負ってはいない。

 極端な話、共和国とともに更地にしてもかまわない。それどころか、アメリカにとって経済的に ウザったい存在である韓国や日本は、一度没落した方がアメリカ的には都合がいいはずだ。

 そうした情況を日韓への直接の侵略ではなく、共和国攻撃の過程でタナボタ式に手に入れる というシナリオをアメリカが持っていても不思議はない。復興の名の下にアメリカは韓国や日  本を自国に都合よく改造できるのだから。

 テポドンは共和国にとってではなく、アメリカにとってこそまさに、一粒で二度美味しい。

2003.4/11
客観的な従軍取材?

日本テレビの某女性記者の言葉遣いが気になって仕方がない。彼女がレポートのたびに連呼していた『私たちの部隊は〜』という言葉だ。

と思っていたら、どこかから抗議でも来たのか、ここへ来て言葉遣いに関してだけは軌道修正が行われた。特集番組ではご丁寧にも徳光さんが言い訳までしていたのには驚きを通り越して呆れたけどね。

今回のイラク侵攻に際して米軍は、エンベッド(埋め込み)取材という形式で従軍取材を認めたのは周知の通りだ。これは湾岸戦争でのメディア規制から米軍が 学んだ「成果」だ。そしてこの米軍の学習成果そのままに、つまり米軍の思う壺にはまっていたのが日テレの従軍取材だった。


厳し い条件で兵士と24時間を共にし、戦闘時には生命の危険にさらされることもある中で、従軍記者が心理的に配属部隊に共感を覚えるのは、ある意味当然なんだ ろうと思う。しかし、それなりの(どころではない。従軍取材に抜擢されるのは実績あるエリート記者だ)キャリアを積んだジャーナリストとして
『私たちの部隊は〜』
はあまりにもお粗末じゃないのか?他にも『進撃』などの言葉を無自覚にポロポロと…。それはある意味、逆説的な臨場感を表していたけれど。

彼女の言葉はそのまま、完全に部隊のスポークスマンになっていたその心理を表している。両国のプロパガンダ報道による情報戦争という側面以前に、同じ出来事をどこに立ち、どちらから映し、どう語るかによって、既に報道は圧倒的に大国に有利なものになっているのだ。

2003.4/14
情報戦?(番外編)

みなさんお気付きのようにNHKの軍事問題の解説者の方の頭は大変やばいことになってい て、某HPの日記でも見ましたが、あの「載っけてる」感は、かなり鮮烈な印象。
バーコードとかいう次元のものではない。バーコード頭を見て思うのは「潔く ない!」「坊主にしたほうがカッコイイのに」といった感想だ。

しかし、あの不思議な巣状態のモノはアートだ。ファッションじゃないから誰もマネしないし、出来はしない。

出演し始めた当時、つまり開戦当時は画面向かって左を基本の立ち位置にしていて、つまり本人の右がわ(分け目のある方)をカメラに晒していて、不思議なアート感が大爆発でした。戦況よりそちらに注目が行くこと必至。

これはもしかすると、アメリカによるイラク侵攻の不当性をカムフラージュするための情報戦だったのかしらん。恐るべし、NHK!

2003.4/21
その評価こそが問題なのでは?

アメリカによるイラク侵攻は、圧倒的な武力格差とハイテク兵器の投入により、比較的短期間で、しかも民間の犠牲は最小限で済んだ。さらにこれによりシリアその他の周辺アラブ諸国や、北朝鮮が態度を軟化させたのは大きな成果であり、アメリカの判断は正しかった。

徹底的に『お上の提灯持ち路線を走る読売新聞』の11日付社説は当然として、マスメディアに登場する諸センセイ方のなかにも、上述のような見解を放つ者がある。また、良識派のなかにも、その良識ゆえに無力感を抱いてしまったセンセイ方も多いようだ。

冗談ぢゃねぇゾ!つうの<`ヘ´>

アメリカのイラク侵攻を冒頭に述べたように評価するということは…

『自分の思い通りにならない相手には暴力を振るってでも言うことをきかせてヨシ!
 効果的で手数も少なく、とばっちりが最小限ならなおヨシ!
 その結果、その他の周りの者も思い通りに従わせることができてさらにヨシ!』

ということではないのか?

今、アメリカの歴史的暴挙(第二次大戦後初めての大国による先制攻撃容認論&実行だぞ!)に立ち会った者として、これをどう総括するのかということは、自分が住む社会をどう作り、自分の子供をどう育てるかということでしょ?

国家の政策と個人の生活は無関係には成立していない。これを別の問題として認識している限り戦争も収奪もなくならないし、本音と建前や現実と理想などと いって、いつまでもごまかしを続けている限り、少年によるホームレス襲撃事件、学校でのイジメ、幼児虐待、差別もなくならない。みな同じ根っこだというこ と。
 
どんなに巨大なものであっても、システムは必ず作り変えることができるはず。一人一人が無力なら、手を繋げばいい。それには先ず、個人がこの戦争をどう考えるのかということだ。これは理想論ではなく、現実を変革するための一歩であるはず。

2003.4/28
日テレの戦争報道

今泉さんお疲れ様でした。
無難に、アメリカ擁護もさりげなく、反戦カラーにまとめてお茶を濁した感じ。いつだかの夕方の特集以来、主戦派から反戦派へと微妙にトーンを変えて、でもアメリカ支持で…。

アメリカがパレスチナホテルを攻撃して、報道陣に死傷者が出たから若干の軌道修正をしたのか?それとも読売新聞と日テレの間に、戦争報道に関する何がしかの衝突があったのか?

でも日テレの基本的論調は依然としてFOXの日本版だ。いや、むしろ表向き反戦的な論調の衣をかぶっているだけ姑息でいやらしく感じられた。

理不尽で無意味な戦争というものの残虐性を伝えながら、そして攻撃する側に従軍する今泉記者の葛藤まで伝えながら、どうしてアメリカよりの不確かな情報を所々で織り込む必要があったのか?

アルジャジーラの捕虜映像が公開されてから戦場のムードが変ったようだ、などとよく言えたもんだ。イラク市民に対するアメリカ兵の疑心暗鬼さえ、だれが民兵かわからない情況のせいだとでもいうような調子。

アメリカはイラクに攻め込んで行ってるのだ。攻め込まれた国の人間が、一般市民を装って反撃しようが自爆テロをしようが、それを卑怯なことのように言うのは筋違いだろ?

一方(読売新聞の社説や他の番組)で「この侵攻は正しかった」と言っておきながら、戦争は悲惨で、アメリカ兵の誰一人、自ら望んで戦争なんてしたくはない と言っていた、などと。すべてを戦争のせいにして番組を組み立てる。戦争が悪いことはわかっていて始めたんじゃないか。
だったら悪いのは戦争じゃなくて、 戦争を仕掛けた奴だろう?
そこだけ視聴者に投げかけるのは何故?

記者の葛藤だって、リアルタイムで見ていた時には、少なくとも配属された部隊が打ち込んでいる砲弾の、その着弾地点で人間の命が奪われていることへの思いなど少しも伝えられなかったじゃないか?

当たり前だ。従軍記者は戦争の現場から、まるでスポークスマンのように、『私たちの部隊は〜』って連呼してたんだから。

そのことを擁護するのではなく、ちゃんと見据えて総括してほしかった。

2003.5/14
知らなきゃ平気?

知らなきゃよかった。みたいなことってあるもので、つまり知らないでいることは恥ずかしいことなんだけど、本人知らないんだから平気だもんネ♪みたいな。

特に自分のウェブサイトを持っていたりすると、自分の無知による間違いを広く世界に公表しているわけで、それは恥ずかしいことなんだけど、でも趣味でやってるサイト、知らなきゃ平気だったのに、知ってしまったが故に手直しせねばならなくなる。あ〜めんどくさい、と。

それではその代表例を…。


『Japanese only』
 トップのページに書いてあるサイト、よく見かけます。

確かに『日本語専用』という訳も出来るので厳密には間違っていないらしいが、どちらかというとこれは『日本人以外お断り』という意味に受け取られかねない。

 日本語フォントの入ったブラウザ使ってて、もちろん日本語を読める人ならどこの国の人だろうと閲覧して欲しい。と思ってはいるけれど、英語版を作る語学力 がない。それを申し訳なく思ったりしているせいなのか、『Japanese only』の頭に『Sorry』付けちゃうと、さらに誤解は深まるようだ。

尊王攘夷思想をお持ちでないなら、速攻で書き換えた方がいいかもよ。

2003.11/9
選挙はいいんだけれど…

でも何で?
午後8時以降のテレビ、NHKも民放も、ぜ〜んぶ選挙速報つうのは…
アホじゃねえの?
NHK総合だけがずっとやってりゃいいじゃん?
そう思いませんか?
こういうメディアのあり方が
逆に政治的無関心を加速させているのでは?

実際TUTAYAの混雑スゴイの何のって!
私も今日のTV番組表見て思わずDVD借りて来ちゃいましたよ(笑)
遅れ馳せながら『ボーリング・フォー・コロンバイン』

必見ですよ、必見!!
登場人物のこんな言葉が印象的でした。

『銃で安全が守れるならアメリカは世界一安全なはず』

2003.11/11 やっぱりな

絶対安定多数の議席獲得で、やっぱりマシリトは
『イラク派兵』は国民的合意とコメント
そう来ると思った

天下の大読売新聞などは復興、国際協力、国益を強調し
『イラク国民は大方アメリカを支持してる』
『危険な地域は限られている』
などと、まるで自衛隊員の命なんかどうでもいいかのようにディスインフォメーションを社説でずっと垂れ流し続けている。

まず復興に関して
そもそも湾岸戦争以来の経済制裁と爆撃、さらにそれで疲弊したイラクに侵略なんかしなければ復興も必要なかったのでは?
アメリカは自分が壊しておいて『おまいらも直せ』とはどういう了見なんだ?

国際協力
国際社会は概ね派兵や復興資金の拠出について冷ややかではないか。当たり前だ。アメリカは国連憲章に違反して無謀な侵略を行ったのだから、国連を中心とする国際社会にツケだけを払わそうなんて考え、受け入れられるわけがない。

国益
目先の利権を国益と称してアメリカのおこぼれに与かろうとする態度。醜悪なり読売新聞。それでは金権政治家や汚職官僚と同じだろ!読売は今後一切社説で悪徳政治家や悪徳官僚を批判するなよ、つうの!
先を見通す目もないのに、国益を論じるとは笑止!
読売で社説書いてるデスクは戦後真っ先に『ぎぶみーちょこれーと!』っつたに違いないネ。

2003.11/20
姑息な言葉のすり替え

テロには屈しない
テロリストの思う壺
政府はそう公言してはばからない


長年の経済制裁と爆撃の果て
ありもしない大量破壊兵器の存在を理由に
自分の国が外国の軍隊に蹂躙され
家族が殺され
文化財を持ち出され
戦後復興の名のもとに国内の重要基幹産業を勝手に牛耳られ、油田を囲い込まれる
インフラの整備はそれを請け負った外国企業の都合でいっこうに進まず
劣化ウランによる被爆に関しては公表も調査もされず
抵抗に立ち上がる者はテロリストとして追われ再び大規模な攻撃が行われる

全てアメリカという『自由と民主主義』の帝国がしたことだ

巨大な軍事力も国際的な支援もないこの国の住人が
この惨たらしい侵略に対抗するには
国外からの義勇兵やのテロ組織の手を借りてでもゲリラ戦を展開するより他にないではないか?

そんな時
それまで石油資源を通じて親しく交流してきた日本というアジアの国が手のひらを返すように
この暴虐きわまる『自由と民主主義』の帝国の占領に手を貸すため『自衛』を目的として保持しているはずの軍隊を送り込んでくるという

復興という名の略奪に手を貸すために

イラクの人にしてみればこういうことではないのか?
冒頭の政府見解は一見もっともだ
でもそれはレジスタンスをテロと意識的に言い換えることで成立する姑息なもっともらしさでしかない

2003.11/22
ブッシュが開け放った武器庫

イラクに大量破壊兵器はなかったけれど通常の兵器は大量に在ったわけで。米軍はこれを事前に充分調査し侵攻時にきちんと押さえる事をしなかった。

侵攻後の混乱の中でこれらの武器弾薬は、イラクに流入した多くの国際テロ組織の手に渡った。
小火器は勿論、爆弾やロケット弾など米露製の兵器が大量に流出してしまった。
特にマンパッドと呼ばれる肩掛け式の携帯式地対空ミサイルは、熱感知追尾システムを持った射程5kmの高性能な武器で、米軍の大型ヘリ撃墜などはこれによるものらしい。
一応回避装置を搭載している米軍機はともかく、民間の航空機にはかなりの脅威だ。

イラク侵攻がなければ、これらの兵器は国際テロリストの手に渡ることもなく、イラク国内で次第に耐用年数を迎えて破棄されていただろう代物だ。

さぁ!国際テロリストの皆さん!
こんなにたくさんの高性能武器弾薬がよりどりみどり、しかもブラックマーケットもビックリのオールタダですよ!
私がフセインに代わってイラクの武器庫を大開放!
赤字覚悟の大放出!
持ってけ泥棒!

これが断固テロと戦うブッシュのやったことである。
今後アルカイーダなどの国際テロ組織がアメリカとその同盟国を対象に展開するであろうテロ。
そこで使用される武器弾薬は、アメリカの無計画なイラク侵攻によってばら撒かれてしまったイラクの軍備だ。

こんなおバカなアメリカに、日本はいつまで付いて行くのか?
おバカに付いて行くのはもっとおバカな奴だろうに…

2003.11/24
西部劇の国

<米国防予算>小型核の研究・開発承認 過去最大4010億ドル
ブッシュ米大統 領は24日、爆発力5キロトン(広島原爆の3分の1)以下の小型核兵器の研究・開発を禁じた「スプラット・ファース条項」を廃止し、小型核兵器研究に道を 開く04会計年度国防権限法案に署名した。ブッシュ政権は来年から新たな研究に着手する。また、国防権限法案も過去最大の前年度をさらに上回った。(毎日 新聞より)

アメリカでは新たに核開発だそうです。他国には作らせない、持たせない。自国はなにをやってもいい。普通、そんな理屈は通りませんが、アメリカは例外なんだそうで。
強大な軍事力、圧倒的な経済力があるから何をしてもいい、といわけではなく、アメリカは『自由と民主主義』の国だから。その理念は『正義』だから。

私が子供だった頃には、TVでもさかんに西部劇をやっていた。

村を豊かにするための物資や、女性や子供を載せ荒野を行く幌馬車。そこに突然襲い掛かる「インディアン」。
自分の家族や土地や財産を守るため、襲い来る敵に果敢に立ち向かうのだ!敵の理不尽な暴力に屈するわけにはいかない!
『正義』のため、人々は銃を手にする。

これは昔の西部劇に限らず、今もハリウッド製の映画に通低する一貫したテーマだ。そうやってアメリカ流の正義が刷り込まれる。

だが、歴史を少しでも習った者なら、イギリスから移り住んだ清教徒の移民、すなわちアメリカ人の先祖達が、ネイティブアメリカンから暴力的に土地を奪い、殺し、生活を破壊し、居留地に囲い込んでいったことは知っている。
「インディアン」は理由もなく幌馬車を襲ったのではない。

テロはたとえどんな理由があろうと決して容認されるものではない。
しかしそれでも、理由のないテロなどは存在しないのだ。

2003.12/3
正義を疑え!

常々思い、またサイトでも発言していることだけれど、私たちは『正義』というもの自体をもっと疑ってかかるべきではないのか?

これまで人間は『正義』の名の下にどれだけ殺し、殺されてきたことか?
『正義』は絶対的なものではない。信じるものや立場によって『正義』は相対的に姿を変えてしまう、いわば人それぞれの信条でしかない。10人に聞けば10の『正義』が存在するだろう。

『正義』の中身が自由であろうと民主主義であろうと、そして神であろうと、そのために相手を殺していいはずはない。
相対的な信条に過ぎない『正義』は誰にだってあるのだから、一たびそれを許せば、際限のない暴力の応酬が繰り返されるだろう。

戦場だけではない、私たちの日常でも、そうやって命の奪い合いが起きているのではないか?

2003.12/4
テロ言うな!

遺族の気持ち、志半ばで斃れた二人の外交官の気持ちを思うと、実に胸のつぶれるような思いがする。
しかし、参事官の遺志を継ぐ、などと世間の同情を引き付け、二人の死を政治的に利用しようとする川口外相や小泉首相の発言には怒りを禁じえない。

国連や赤十字、そしてついには日本人外交官が攻撃にあったことで、メディアも「テロを憎む」の大合唱だ。
テロとは何か?という前提を取り払って一連の攻撃にレッテルを貼ったところでことの本質から遠ざかるばかりではないか。

テロとは論敵の言を圧殺する目的で一方的に命を奪うこと。また、そうした恐怖を植えつけることでやはり相手の言論を圧殺することだ。
人と人が理解し合うための対話を暴力で否定する。
確かに卑怯な行為だ。

正々堂々と話し合えばよい、という意見もある。
蓋し、正論である。正論では在るが虚しく響く。

アラブ諸国、またアジア・アフリカ諸国は、イスラエルの不当で残虐な行為、核武装など、そして大国の横暴による独裁者の庇護(大国は利権のために独裁者や軍事政権を軍事的、経済的に支持、擁護することが度々あるのだ)などについて、繰り返し国連に訴え続けている。

けれどもそうした訴えは門前払いされてきた。門前払いはされなくとも、多くはアメリカの拒否権発動によって圧殺されてきたのだ。
その結果、アメリカに守られたイスラエルの核の脅威に晒され、アメリカに守られた独裁者の圧制に苦しんでいる。
国連そのものが大国の都合でダブルスタンダードをもちい、正々堂々とした対話に唾を吐いてきたことは、アラブやアフリカの人々には周知の事実なのだ。

正論を吐く方々はこれらの事実を故意に無視してアメリカに与する目的があるのか、あるいはマスメディアの網の目から漏れてゆく小さなニュースに興味がないのか?
あるいは、普通ののんびりしたいい人なのか?
いずれにせよ、国連はアメリカの言いなりで、自分達の訴えには冷淡。アメリカの傀儡暫定統治機構と結託する外国勢力はみんな敵、と一般的に認識されているイラクで、こんな正論は論外なのだ。怒りどころか呆れられてしまうだろう。

戦 争はまだ終わっていない。主力部隊を温存したまま地下に潜った、あるいは人民の海の中にまぎれたイラク正規軍の、反占領闘争が展開されているのは明らか だ。しかも闘争は流入した独立系反米テロ組織を巻き込んで行われている。この段階では、たとえ復興をうたい文句にしていても、暫定統治機構と活動を共にす ること自体が侵略行為でしかない。

2003.12/9
外交官の死の責任は誰にあるのか?

4日の日記で
『遺族の気持ち、志半ばで斃れた二人の外交官の気持ちを思うと、胸のつぶれるような思いがする。
しかし、参事官の遺志を継ぐ、などと世間の同情を引き付け、二人の死を政治的に利用しようとする川口外相や小泉首相の発言には怒りを禁じえない。』
と書いた。
これ、冷静に考えたらそれじゃ済まない問題だと気付いた。
二人の外交官は大使館に机を構えていたわけではない。
米英占領当局が陣取る旧大統領宮殿で、占領当局と緊密な連携をとりながら一緒に仕事をしていたのだ。
米英占領当局に対する抵抗運動が激化している最中、彼らはわが国政府の、外務省の命令で、占領当局と一緒に仕事をさせられていたのだ。

首相、外相こそが直接の責めを負うべき立場ではないのか?
そして
先般の選挙で自民、公明に投票した有権者は、間接的に責めを負うべきではないのか?

それなのに尚、
自衛隊を派遣することで、同じ轍を踏もうというのか?

イラク戦争での現在までの死者
最小で現在約7900人、最大で約9700人

自民党員、自民党に投票した有権者。
キャスティングボードを握る公明党の党員、公明党に投票した有権者、公明党に投票するように電話をかけまくった創価学会員。

お前らまだ殺し足りないのか?

2003.12/26
平和立国

ということを常々考えていた。

平和憲法を前面に打ち出し、教育、経済活動も国際平和への貢献を軸に展開する。
不可能ではないはずだ。
ものを作る力。それを商う力。この国には力があるのだから。戦略的にも戦術的にも、ほんの少しそのスタンスをシフトさせればいいのだから。
平和に役立つものを作り、売ればいい。

自衛隊は国際救助隊に発展解消してゆく。
災害救助、紛争調停などの平和的介入、地雷の撤去、劣化ウランの除去、世界にバラ撒かれた小火器の回収…
世界には国際救助隊の仕事がたくさんある。
日本の国際救助隊が平和貢献予算でそうした仕事をすればいい。そうすれば現隊員の雇用の問題も心配ない。武器を作っている企業は、国際救助隊の装備、設備を作ればいい。

その上で、資源や利権のためでなく、世界の平和のために、紛争の解決には積極的にでしゃばってゆく。
そうした実績を積み上げることで、外交的な力を得てゆくことは難しくない。やがて世界が日本を必要とする。


憲法を読もう というコンテンツは、そんな考えから始めたものだ。
けれど、ちんたらと更新も進まないうちに海外派兵は行われてしまう。

虚しい。

そんなことを言っている場合ではないんだけれど
無力感に苛まれる。

2003.12/28
NEWS読みの基礎知識

新聞やテレビニュースなどの商業ジャーナリズムのメディアから本当の事を知るのは難しい。広告主の意に沿わない記事はボツになるに決まっているからだ。
分かりやすい例を挙げれば、電力会社がスポンサーになっているニュース番組では、原発の危険性を訴えるキャンペーンを展開したりしない。
それが資本主義の当たり前の原理。

今時それら既成のメディアが中立で公正だなんて思っているお間抜けな人間もいないだろうけれど…。
では一体どうやって世界で起こっている事を知ればいいんだ!?
という問題が残る。

私はウェブで商業紙各紙を読んだ上で、信頼できると判断したジャーナリスト個人のニュースサイトを複数読んで廻る。
新聞を取っっていたら大変な出費だ。インターネットがあってよかった。マジで。

そんな中、いわゆる独立系のジャーナリスト集団であるAPI(http://www.asiapress.org/)による新しいウェブジャーナルが誕生した。
       ↓
http://www.asiapressnetwork.com/index.html
要チェック。情報そのものが政治的、資本的に加工される時代において、ネットでニュースチェックをする者にとって信頼できるニュース源が増えたことはとても嬉しいことだ。


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